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 初釣りは樫野の小サバ

  樫野(和歌山県) 
   2002/01/06


串本大島の位置

今年の初釣りはRyutoさん達2人と1月6日となった。
場所は樫野である。
串本大島も須江ではよく竿を出すが、樫野は初めての場所。
メジャーなスポットなのに。
暗いうちから磯上がりするとかがあったためか、なぜか敬遠していた。
Ryutoさんのお連れの方はRyutoさんを磯釣りに引っ張り込んだ張本人らしい。

Ryutoさん達は節約走行である。
こまめに高速を下りたりしている。
私なんぞは高速道路が延びたら、延びただけ使ってしまう。
皆さん、倹約をしてるね。
道中も奥さんの機嫌をとるなどしている苦労話を聞かされた。
日帰り釣行だけで年に30数回も通おうともすれば、日々の家庭サービスも大事らしい。
シーズンに入れば毎週でも通いたいものね。

オザキさんに寄ると「うーん、釣れてないよ」との先制パンチをくらう。
年末からの寒波襲来で水温がガタッと落ちたそう。
ただ、天気は回復模様だし、波も落ちそうだ。
釣りやすそうではあるな。
橋を渡って樫野漁港に到着。
しばし、仮眠。
港の水温は14℃台と低い。
相当に下がってるんやね。
苦戦しそうかな。

上がる場所は船頭さんから「誰々さんはどこどこ」と指示される。
私達3人は小サバに渡った。
初めての場所だけにRyutoさんにレクチャーを受ける。
カツオ向きに竿を出すそうだ。
前には大きなシモリが横たわっているらしい。
磯際からそのシモリまでを釣るみたい。
ジャンケンで場所決め。
私は真ん中に入る。

天気も穏やか、波も穏やか。
釣りやすい。
寒の時期は天気を選んでっていうけど、正にこの日がピッタリ。
しかし、来ない。
エサも取られない。
3人とも長い間沈黙が続いた。

しばらくして、3ヒロくらいのところにエサ取りがウロウロ。
数は少ない。
ちょっとは海の状態がよくなってきたのかな。
4ヒロまで落としていたウキ下を3ヒロに。
ウキ下はエサ取りの遊泳層付近に合わせるのが一番。
エサ取りが上がってきたら、ウキ下も上げる。

沈黙を破ったのはRyutoさんのお連れの方である。
私にも良型が掛かりだした。
38、40cm。
私はハリスを朝から2号で通した。
終了前には50cmが来ても大丈夫なように、2.5号もくくったり。
2.5号では50cmは来ず39cmが。
昼からは隣の大サバでもポツポツと竿が曲がっているが、なぜかRyutoさんは沈黙を守り続けている。
納竿まで、ずーっと。

私は38〜40cmを3枚。
Ryutoさんのお連れの方も3枚。
オザキさんには厳しい釣りを覚悟させられたが、終わってみれば良型が上がったので満足。
今年の釣りを占う初釣りだけにボーズは避けたかった。
そういえば、昨年は40台のバラシ?で始まった。
今年はいいことがありそうかな。

帰りの車の中ではRyutoさんはしきりに悔しがっていた。
年末もボーズ、初釣りもボーズ。
名手が迷手に、上手な人もこういうときもあるんだね。


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