TOP 釣行記index 次のページを読む

 「30年ぶりの磯」

  九鬼 (三重県)
   2005/02/05

 


前回の帰り道で約束した釣行はゆたきちさんに無理を言って九鬼にしてもらった。
残念ながら、Ryutoさんは別の約束があって一緒には行けなかった。
Ryutoさん達は二木島に。
私とUENOYAMAさん、ゆたきちさん、ゆたきちさんの釣友は大津に集まった後、九鬼に向け出発。
ゆたきちさんが予約した磯はセンとマンである。
向かい合う磯に2人づつ渡る予定。
道中の車の中で私とUENOYAMAさんがセンに上がるってことになった。
セン、今はどうか知らないが30年前は人気磯だった。

九鬼は私が初めて磯でグレ釣りをした場所である。
高校2年の冬休みに同級生と竿を出した。
近鉄電車の最終で松坂へ。
松坂から夜行の急行に乗り換えて行った。
早朝に九鬼駅に到着し乗船場まで徒歩。
当時渡してもらった渡船店は今はなくなっている。

初日のマンはグレ狙いではなかったが、2日目のセンは今と同じスタイルでグレ狙い。
ウキはピンポン玉くらいの感度の悪そうなやつを使った。
沖アミは登場しておらず、刺し餌、撒き餌ともに鰯である。
トロ箱単位で買った。
マンとのワンドで竿を伸ばし、40cm前後が入れ喰いだった。
重たいグラスロッドが気持ちよく曲がった。
最大は44cm。
持っていったクーラーには入りきらず、ビニール袋に氷を入れて魚を持って帰った思い出がある。
それ以降、グレ釣りをし続けている。
九鬼での釣りが私の人生を狂わせたようなものだ。

早目についたので仮眠できる時間があった。
仮眠所の先客は1人だけ。
ゆたきちさんは車で寝るということなので他の3人は仮眠所のコタツに潜り込んだ。
その後、大きなイビキが部屋中に響きわたったらしい。
私は発信元だけに知らないけど。
最近は静かに寝てると思っていたので、なんで?って感じ。
1年前は夜中にふと目が覚めると横に寝ているはずの嫁さんがいてないってこともあった。
最近はものが聞き取りにくくなったって言うけど、隣の部屋に避難するってことはなくなっていたのに。

同船者は土曜日なのに思いのほか少ない。
夜明け前なのに寒くもない。
風さえなければ、今日は暖かい一日になりそうだ。
昔もそうだったが、暗いうちからの磯上がり。
一番始めに付けたのがセンである。
港に近い磯だ。

私とUENOYAMAさんの2人で渡った。
マンとのワンドまで暗い磯を歩かなければならない。
UENOYAMAさんのヘッドランプだけが頼りである。
掲示板でヘッドランプが要るって言われていたのに、忘れた。
明るければ1分で行けるところを、10分くらいかけて移動する。
釣り座に着いても暗いため、ここで竿を出したのかなって思い出せずにいた。
暗い中、UENOYAMAさんと竿を伸ばすまでいろいろと話をしながら待つ。
薄明るくなりだした。
思い出してきた。
ここ、ここ。

        マンとの間のワンド                   釣り座

UENOYAMAさんはハナに入った。
私は湾内に。
昔、竿を出した同じところである。
足場は抜群にいい。

竿を伸ばし、仕掛けを作り一投目。
フロロカーボンハリスの3号。
昔と同じである。
30年前のものは、今のようなしなやかさはなかったような。
少し白濁し針金のように硬く、縦に裂けそうなサクイ感じのものだった。
今だったらよう到底使わないようなヤツ。

今日もウキ固定の完全フカセで始める。
磯際を探るがネンブツダイが群れてるようだ。
澄んでいる。
ちょっと灰色がかっているが青っぽい潮である。
釣れるって感じはあるが。
ただ、もう少し波気があってほしいな。
ベタ凪すぎる。
日が昇ってからはキタマクラやミニグレ、アジまでハリをくわえて上がってくる。

釣りを始めて1時間も経たないうちに、ハリスを2号に落とした。
ワンドの奥に移動もした。
苦戦。
ウキが入っても素バリをひくことも多い。
UENOYAMAさんも11連勝の勢いが消えている。
毎回のようにハリを結び直してるようだ。
どうやら、ハナの足元にはキタマクラが大挙してエサが来るのを待ち構えているようだ。

ゆたきちさんが顔を出した。
センと同様にマンもエサ取りが多いらしいが、30cm級を釣ってるようだ。
センでは25cmが最大である。
なかなかサイズアップしない。

昼になった。
エサ取りのいてるタナが少しだけ深くなった。
ウキ下も少し深くする。
3ヒロちょっと。
20年ものの自作ウキで釣る。
エサはすぐになくなるので、ボイルを頭から尻尾に刺す。
喰いは少しくらい悪くなるかもしれないが、エサ取りには強いつけ方。
そうこうしているうちに、ちょっとマシなサイズが来た。
33cm。
粘って、粘って、ボーズはなくなった。

エサ取り達はどんどん深く下がっていく。
ウキ下も深くしていった。
あー、もう納竿かと思っていたら、ウキが沈んだ。
ウキ下は5ヒロ。
オオッーと言ったが、竿は曲がっていない。
上がってきたのは思いのほか小さい、25cm。
放流。

セン、昔感じた迫力はなかったが、いい感じの磯だった。
当時と比べものにならない貧果だったけど。
グレ釣りにのめり込むきっかけとなった場所で竿を出せてよかった。
ゆたきちさんに感謝。

今回もUENOYAMAさんは高価なツインセンサーをロストした。
泣きが入ってるようだった。
私も貴重な自作ウキを久しぶりに使ったので、根がかりだけは注意した。
ほとんど、際ばっかりを攻めたけど。
古いのはもう少ししか残っていないので、私にとってはツインセンサー以上のもの。
無くさんでよかった。

Ryutoさん達二木島隊もそれほど釣果に恵まれなかったようだ。
さすがに、Ryutoさんはグレの顔を見たようだけど。
上手な人は違うね。
やっぱり。
私はUENOYAMAさんにブランクを感じさせてるみたい。
「オッ」という声を発し、ウキが海面に出ているのに妙に腰が入ったアクションを見せたようだ。
もう少し頻繁に磯通いしないと、どんどん下手になっていく感じ。

今回の釣行でUENOYAMAさんの連勝がストップした。
前回が何勝分もあるくらいの釣果だったのでいいんじゃないかと私は思うけど。
あんまり釣れすぎると反動が怖い。

帰りはアチラコチラと寄り道をしてもらい、観光旅行のような釣りだった。
ゆたきちさんの美味しいものや安いもの、めずらしいものを見つける技術はたいしたものだ。
ホント、楽しい1日を過ごせた。
クーラーは軽くとも。
次回の節約1泊2日釣行を約束して大津駅をあとにした。


TOP 釣行記index 次のページを読む