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実践でのお役立ち講座


001 リールの扱い方
002 困ったときの地磯頼み
003 刺し餌の付け方


001 リールの扱い方

グレ釣りのリールはレバーブレーキ付のスピニングリールが主流である。
そうじゃなきゃリールじゃないという風潮すらある。

ただ、潮ノ岬の長竿にタイコリールを否定するものではないし、フロントドラッグリールも否定されるものではない。

リール操作の写真    仕掛け投入後道糸の出を左手で調整する。
竿を持っている右手人差し指をスプールに当てて調整してもよい。
ベールはオープン、ストップレバーはONにしている。
最初からストップレバーをOFFにしている人もいる。

当たりがあったら左手でスプールを持って竿を立てる。
左手をスプールからはずせば糸が出でいく。




左手でベールを倒すと同時に、左手親指でストップレバーをOFFにする。




右手人差し指をブレーキレバーに掛けやり取りする。


レバーブレーキでは糸を出す出さないは釣り人の意思による。
やり取りする態勢ができたなら竿の角度修正以外には糸を出さないようにしたい。
私も含めて(ちょっと自戒)、ハリスの限界近くまで竿をためれる人はそう多くはない。


002 困ったときの地磯頼み

明日は釣るぞーと気合を入れ、渡船店に電話をかけると「この天気ではなー明日は船が出せるかどうかわからない・・・」
とつれない返事が返ってくる。
こういうことって結構あるよね。

悲しいかなサラリーマン。
天気を選んで釣りに行けない。
男は勝負と出かけるも、便秘とばかりにやっぱり出ない。
かといってこのまま帰るに帰れない。
そこでこんな時に役立つ地磯を紹介しよう。

枯木灘一帯の渡船が出ない場合には、ここでよく竿を出す。
車を降りてわずか3分で釣り場に着けるのはおいしい。
波で沖磯に出られないような時は沖磯と比べても型・数とも遜色ない。

エビス地図 エビスの写真


Aのポイント
足場もよく4〜5人は竿を出せる。
冬の北西風には強い。
南からのウネリにもテトラなどに守られ強い。
グレ以外にもシマアジ、イガミ、アイゴなど釣れる魚種も豊富である。
グレは40cmまでしか釣っていないが、イズスミは50cmも出た。
コッパグレが多いのが玉にキズ。

Bのポイント
磯先端左手磯際で結構良型が上がる。
波のない穏やかな場合のみ竿が出せる。

地磯で釣りをする場合には、常に危険が取り巻いていることを忘れずにいてほしい。
地磯で退く判断は本人しかつけられない。
一見危なそうな沖磯よりも地磯の方がはるかに事故は多い。
退く勇気を持ち無理は慎むべきである。

釣行メモ
R42をすさみ、見老津、和深へと走って、和深トンネルを抜けたところの船波バス停を左に入って港に駐車する。
食堂エビス TEL 07356-7-0215  宿泊もできる


003 刺し餌の付け方

皆さんは沖アミをどのように刺しているんだろうか。
私は次の4種類の刺し方をしている。

刺し餌、刺し方の写真
 A 尻尾から刺して頭の腹側で針先を止める。
   沖アミが登場した頃はこの刺し方ばかり。
   後の刺し方に比べて、多少餌持ちが悪い。



 B 尻尾から刺して頭の背側で針先を止める。
   Aに比べて餌持ちが多少いい。
   最近、私はこの刺し方をあまりしなくなった。




 C 頭から刺して尻尾の背側で針先を止める。
   尻尾の硬いところで止めるので餌持ちはいい。




 D 刺し餌が大きい場合は頭を取って、取った
   ところから刺して尻尾の背側で針先を止める。
   C、Dとも遠投には向いている。



A〜Dで食いに差が出るかどうかはもうひとつわからない。
あまり違わないような気はするんだが。
どちらにしても、グレは沖アミを吸うように捕食するのがほとんどである。
だから、刺し餌は小さいものを小さく付けるのが正解かと思う。
私の釣り友の中には冬場食いの悪い場合ムキ身にしている人もいる。
沖アミの付け方も色々とお試しください。


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