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 上野山さんからのリポート
 「ハリス3.5号でグレもマダイも

  泊 (福井県)
   2021/04/24

 



前回4月22日に泊で磯釣り中に電話が入り、24日に予定されていた会議がコロナのために中止となりました。
これで天気が良ければ24日の土曜日も釣りに行くことができます。

港に帰って料金を払うときに、船長に明後日の土曜日に船は出るかと聞きましたら、「船は出るけどもう20人近く予約を聞いているので、今からだと2番船ギリギリです」ということです。
いつものFさんと連絡を取り、2番船で土曜日も泊に釣りに行くことになりました。
中1日ですが楽しいことをしていると疲れは感じませんね、後でドッと来るかもしれませんが・・・ 

24日の土曜日は2番船ですので、8時に駐車場に到着しますと我々以外は全員そろっているようです。
1番船を出した船長も戻ってきています。
「アレ、8時半出船ではなかったですか」と船長に聞きますと、「みんな時間より早く来てるんや。8時半出船で間違ってないよ。ユックリ支度して」といいます。
皆さんを待たせるのも悪いと思い、私とFさんは急いで支度を済ませて軽トラに荷物を積みました。

2番船には懐かしい、ゆたきちさんもいました。
船の中でゆたきちさんに聞きますと、今年の若狭は今日が2回目で、1回目は宇久に行ったがボーズだったということです。
今日は、長崎より先の「ウマノセ」という磯を頼んであるそうです。 

天気は晴れの南風ですがウネリが残っています。
予報では波の高さは0.5mのち1mでしたのでベタ凪かと思っていました。
沖に出ますとウネリは1.5mほどもあるようです。

我々は最後のほうで長崎を回ったところにある無名磯に下りました。
ここは以前釣りをしたことがあります。
ぐれねっとNo224「よく深くもまたも泊に」で磯替わりして下りた磯です。 

私が船付きの平たいところ、Fさんが左手の高いところに釣り座を構えました。

 

私の釣り場 棚になっていて釣りやすかった


今日の仕掛ですが今回は竿2号としました。
前日サンスイ釣具店でご主人と大物をバラした話をしましたら「そりゃ、上野山さん、次回は竿2号でどんな大物が食いついてきたのか釣りあげてみなくては」とそそのかされてしまいました。 

私も刺身とムニエルとで2日間チヌを食べたので、今回はチヌが釣れなくともよいと思い、大型マダイ1本勝負の竿2号、道糸4号、ハリス3.5号という四国仕様の仕掛で釣りをすることにしました。
ハリはザロックの8号、ウキは5Bとしてウキ下は4ヒロ半からスタートしました。
サンスイではオキアミ2枚にダイワのメガブルーの集魚剤を購入しました。
着けエサはボイルのオキアミです。

足もとからサラシが出ますので、マキエを足もとに打って仕掛けを竿1本ほどのところに投入します。
ウキがどんな具合に流れるか見ていますと、ウキはサラシに押されて沖に出ていき潮目で潜り始めます。
これは釣れそうな感じです。 

1投目はエサが取られていました。
2投目は沖に流れたウキが潜っていき、少し潜るスピードが速くなります。
「オッアタリか」と合わせますと魚が掛かりましたがそう引きません。
フグの引きではないのでチヌかなと思いました。 

足もとに寄せたのは久しぶりの30cmオーバーのグレです。
ハリス3.5号ですので十分抜けますが、ハリがはずれるといかんと思いタモで掬いました。この魚は32cmの太ったグレでした。 

ハリス3.5号でも普通にグレは釣れますね。
このグレは活かしバッカン代わりの磯クーラーにブクブクを付けて、海水を入れて泳がせておきました。

その後はエサが取られます。
タナを浅くすればいいのでしょうが、今回は真鯛狙いですので浅いタナでグレを釣ることはしません。
たまにエサが残ることがありますのでタナは6ヒロくらいまで落としました。
できれば、真鯛以外の外道ではグレの40cmオーバーが来てくれればという期待もあります。

Fさんもポツポツグレは釣れますが、良型の30cmほどのグレは活かしバッカンに入れるときに落として海に帰ったりしています。 

9時前になりゆっくりとウキが沈み前回と同じように30cmほどのカンダイの子が釣れました。
後はたまにフグが釣れる程度です。
エサが毎回とられますので、5ヒロ前後ではタナが深いのかもしれません。

10時頃に潮に押されて潜ったウキが見えなくなりましたので、合わせますと魚が掛かりました。
2号の竿を曲げて上がってきたのは40cmほどのチヌです。
チヌも磯クーラーで泳がせておきました。

 

10時ごろ釣れたチヌ40cm


その後はまたエサが取られますので、おにぎりを食べて休憩をしてのんびりと釣ります。
仕掛は足もとと沖に交互に入れますが5ヒロではエサが残りません。
そのうち、またゆっくりとウキが入って、同じサイズのカンダイの子が釣れてきます。 

1時前になり、そろそろ満潮という頃にまた潮目でウキが潜ります。
今度は深く沈んで止まっています。
軽く合わせますと魚が掛かりました、今度は前回のチヌよりも引きますが2号の竿の敵ではありません。
すんなりと寄ってきますが足もとで結構引きます。
あばれる魚を竿で強引に浮かせますと今度は40cmほどの真鯛です。
この魚は自分のタモで掬いました。
やはりマダイはチヌと同じサイズでもよく引きますね。 

今日の道具立ては80cmのマダイを狙ってのものです。
サイズは小さいですが、狙ってマダイを釣りましたのでヤッターと思いました。
魚はハリを飲んでいましたのですぐに締めて氷を入れた別の磯クーラーに入れました。

 

マダイ42cm


Fさんから「見ていたら、ウキが入らずに釣れているのでタナが深すぎるで」と言われました。
魚がハリを飲み込んでいることからも5ヒロでは深すぎるのでしょう。 

ウキ下を50cmほど浅くして釣りを再開しますが次に釣れたのは、またカンダイの子です。
今回も同じようなサイズで28cmほどです。 

Fさんは釣り場の前にサラシが広がり釣りにくいようです。
サラシの切れ目で25cmほどのグレを釣っています。

2時ごろになり、また沖から赤潮が近づいてきます。
赤潮が近づいてくると同時に海藻も流れてきて、ウキを投げる場所が無くなります。 

私は飲み物を飲み、ハリスをくくりなおして休憩をしました。
休憩をしているとFさんに魚が掛かりました。
これは38cmほどのチヌでした。 

今日も連続で魚は釣れずに1時間に1匹くらいのペースで釣れてきます。
私はハリス3.5号でグレもマダイもチヌもカンダイも釣りましたので十分満足です。
その後は5時ごろに赤潮が無くなり私にチヌの40cmが掛かり、Fさんがチヌの30cmを釣り上げて
5時半になり釣りを終了いたしました。
私は最後までハリス3.5号で釣りをしました。 

道具を片付けて、磯クーラーで泳いでいた40cmのチヌ2匹は放流しました。
32cmのグレは締めました。

 

久しぶりの30cmオーバーのグレ


今日は真鯛42cm、グレ32cm、チヌ40cm2匹(放流)、カンダイの子4匹(放流)、グレ25cm2枚(放流)が私の釣果です。

Fさんはチヌ38cm、30cm(放流)、グレ25〜30cm5枚ほど(26cm1枚を持ち帰り)でした。

Fさんには釣りやすい場所を譲ってもらって感謝です。
Fさんの場所は足元から大サラシが出るのでやりにくかったと思います。
晴れた日に1日釣りをして、そのうえ久しぶりにマダイも釣って良い1日でした。 

港に帰るときにゆたきちさんと隣になりましたので釣果を聞きましたら、チヌは6枚釣って2枚放流してグレは28cmを1枚持って帰るということです。
釣った場所ですが、最初は長崎の先にある「ウマノセ」に下りて、昼に「メオトガメ」に磯替わりしてそこでチヌ4枚とグレ1枚を釣ったそうです。 

ゆたきちさんが魚を検寸台に並べていましたので写真を撮らせてもらいました。
ゆたきちさんも釣具店のチヌ釣り大会に登録するということです。
今日ゆたきちさんの釣ったチヌの最大は50cmということです。

 

ゆたきちさんが釣ったチヌとグレ


ゆたきちさんは泊ではよく釣りますね。
泊では過去に40cmオーバーのグレを5,6枚は釣っているということです。
明日は琵琶湖に琵琶マスを釣りに行くと言っていました。
彼は明石のタコ釣りもやっているし、秋にはアオリイカもやるということですのでいろんな釣りをされていますね。
冬には二木島にも行って、40cmオーバーのグレも釣っているということでした。
コロナが終息いたしましたら、また一緒に二木島に行きたいものです。

最後にゆたきちさんが50cmのチヌをもって記念写真を撮りました。
「ぐれねっとに投稿します」といいましたら「ぐれねっとは懐かしいな、毎回見ているよ」と言っておられました。

私は次回もハリス3.5号で大型マダイを狙いましょうか。
何回もやれば1回くらいはドカーンというアタリがあるかもしれません。
連休前半は雨模様ですので、天気が良ければ後半に釣行しようと思います。

 

チヌ50cmを釣り上げたゆたきちさん


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