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 上野山さんからのリポート
 「自宅から釣り場まで10分」

  敦賀湾内の堤防 (福井県)
   2025/05/11

 


56日の連休最終日はH君と泊に釣行いたしましたが、雨風が強く修行のような釣りとなってしまいました。
それでもなんとかボーズ逃れで、26cmほどのグレを2匹持って帰ることができました。

この時同行したH君は30cmほどの尾長グレを釣っていましたし、いつもの常連のYさんも36cmほどの尾長グレを釣っていましたので、これからは泊の磯では尾長グレが釣れるかもしれません。 

11日の日曜日に再度泊りに挑戦しようと思っていましたら、低気圧の通過で波が3mほど出るということです。

そこで、私はいつも行く手近な堤防に釣りに行こうと思いました。
この時期なら30cmほどのチヌが釣れるだろうという思いでした。 

11日は午前中に用事がありましたので午後からの釣としました。
自宅から釣り場まで10分ほどですのでお気楽な釣りです。
老後はこんな釣でよいかなと思いました。
オット、もう老後になっていますね。 

12時前にサンスイ釣り具店にオキアミ1枚を取りに行き集魚剤と軽く混ぜて出発です。
今日は曇りで西風が吹いていて肌寒い天候です。
シャツの上にレインウエアを着ます。 

堤防につきますと誰も釣りをしている人はいません。
沖から大きな波が寄せてきています。
私はゆっくりと支度をしました。 

今日の仕掛けです。
竿はデニオス1.25号、道糸2.5号にハリス1.75号を直結します。
ウキはBでウキ止めゴムの下にジンタン3号を付けました。
その後ジンタン4号を付け加えました。
ハリはグレバリ6号としました。 

ウキ下は2ヒロ半で始めます。
足もとにマキ餌を撒いて仕掛けを竿2本ほど先に投入します。

最初はエサがついてきます。
これはイカンとウキ下を30cmほど下げます。

ウキはあまり流れません。
20分ほどやってみて餌がとられないので堤防の反対側を釣ろうと思いました。 
私一人しかいないのでどこを釣ろうと勝手です。

反対側は何故か右に流れます。
流れがありますので、こちら側のほうが釣れそうだなと思いました。
3投目にはエサがとられました。 

5投目くらいでしょうか、ウキがユックリと入ります。
オッアタリだと軽く合わせますと小さな魚が掛かっています。 

これは、ベラでした。
ハリ外しでハリをはずして放流します。

魚がいるのがわかって少し元気が出ました。
エサが毎回ついて上がって来てはどうしようもないですからネ。 

次は15cmほどのキジハタの子が釣れてきました。
この魚も放流します。
この調子でチヌが釣れないかなと思います。 

またユックリとウキが入っていきます。
合わせますと少しいい手ごたえで引きます。
上がってきたのは26cmのグレです。 

いつも使う33cmのバッカンを活かしバッカンの代用として用意していましたので、グレを入れてブクブクのスイッチを入れます。
これで、晩御飯のオカズを確保です。 

潮が右に流れていますので、潮下を釣ろうと私は右側にウキを投げました。

ウキを投入して、マキエをかき混ぜていますと竿先の道糸が張っています。
オッ、もう魚が掛かっているのかと思い合わせますとかなりの手ごたえです。

竿が引き込まれて、思わずブレーキを緩めて糸を出します。
足元で何度も突っ込んでゴンゴンと頭を振りますので掛ったのはチヌのようです。

足元の根にハリスがこすれないように左側に誘導して魚を浮かせますと、この堤防で初めて釣る大きさのチヌです。

タモに入ったのはなんと45cmのきれいなチヌでした。

 

2時ごろ釣れたチヌ 45cm

このチヌはとても33cmのバッカンでは泳げないとおもい、すぐに締めて氷を入れたクーラーに入れました。
クーラーも30cmの魚を想定して小さなものしか持ってきていなかったので、魚を曲げてクーラーに入れました。

魚を処理してまた右側にウキを投入します。 

するとまたウキがユックリと入っていきます。
今度も掛ったのはチヌのようです。

今度は少し小ぶりな35cmほどのチヌが釣れました。
このチヌも締めてクーラーに入れます。
クーラーが満杯になりましたので、氷を砕いて魚が入るスペースを作ります。 
時刻は2時半ですが今日はもういいかという感じです。

まだマキ餌が半分以上残っているので釣りを続けます。

同じところにウキを入れますが、もうチヌは釣れません。
またベラが釣れてきます。
時合が終わったのかもしれません。
4時前まで釣りをしましたが、その後は23cmほどのグレが1匹釣れただけでした。 

釣れた45センチのチヌはいつも散髪に行っている店に引き取ってもらい、我が家では夕ご飯で35cmのチヌのホイル焼きを食べました。

今日は敦賀の地酒「月きよし」を飲みながら魚を食べました。
「月きよし」は松尾芭蕉が「おくのほそ道」のなかの敦賀で詠んだ、「月清し遊行のもてる砂の上」にちなんで作った地酒だそうです。
冷で飲みますと、なかなかあっさりとして味わい深いお酒でした。
ホイル焼きにしたチヌは身がほくほくしてとても美味しかったです。 

1日置いて以前に魚と交換していただいたタケノコで作った、タケノコご飯とグレの刺身を食べました。
これも美味しかったです。 

家の近くでグレもチヌを釣れる場所がありますので、これですと沖磯に行かなくてもよいかもしれませんが、沖磯での釣りは独特の雰囲気がありますね。
次回は天気がよいときに、渡船で行った釣行記が書けるとよいのですが。


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