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 上野山さんからのリポート
 「ひたすらコッパグレを釣り続ける」

 敦賀市内の波止場 (福井県)
 2017/10/14



10月14日の土曜日は一人で敦賀市内の堤防に釣りに行きました。
今年はまだ1回も日本海側で竿を出しておりません。
私は神津島でのオナガグレ釣りにのめりこみ、春のシーズンは若狭湾でのチヌやクチブトグレ釣りにはどうも気がのりませんでした。
やはり、磯釣りで一番おもしろいのはオナガグレ釣りではないかと再認識した次第です。 

その後もFさんと神津島に釣行を予定しましたが天気が悪く流れたり、9月にはHさんと熊本の人吉にアユ釣りに行こうと計画したものの台風が来たりで、なかなか釣りには行けませんでした。
特にアユ釣りはお盆がずっと雨でしたので結局1度も行きませんでした。 

皆さん、ぐれねっとの釣行記の更新があるかと覗いておられた方もあるかと思いますが、こう更新が無いと私が病気にでもなったかとご心配の方のいるのではないかと思いまして、秋の開幕の堤防のコッパグレ釣りに行ってまいりました。 

今回は磯釣りのトレーニングのつもりで半日コッパグレと遊んで来ようと思いました。
サンスイ釣具には午後2時に溶かしてもらったオキアミを取りに行きます。
2時間ほどの釣りですのでエサはオキアミ1枚に着けエサのレンガになったボイルのオキアミとします。

天気予報では北東の風で曇りです。
サンスイのご主人と話しますと、今日はあまり釣り人が動いていないということです。
それでも話している最中にはアミエビを買いに来るお客さんが途切れずにやってきます。
私は少し立ち話をして2時過ぎに出発いたしました。

いつもの堤防には2時半ごろに到着いたします。
一昨年友人のU君とよく行った堤防は、昨年の工事で高くなり、テトラポットも積み上げられています。
以前のようには気軽に行けなくなっています。
私は低いテトラポットを乗り越えて、海側の足場のいいところから釣ることにしました。
竿とバッカンを両方持ってはとてもテトラを移動できないので、釣り場まで2往復いたします。
釣り場にたどり着くまでに息が上がりそうです。
こう考えますと、やはり渡船は楽ですね。

 

工事で堤防が高くなり、テトラポットも積み上げられました。


海側の低いところにあるテトラは丸テトラではなく、長方形のテトラでほぼ水平なので足場は良かったです。 

さて今日の仕掛けです。
竿はアテンダーの1.5号、道糸は3号にハリス2号を1mほど結びます。
その結び目の上に小ぶりの釣研のウキをヨウジで固定します。
ハリは今まで使わないでいたグレバリ5号を使います。
今日はウキ下1mの固定仕掛けで始めます。 

何故にこんな仕掛けかと申しますと、釣りを始める前にマキエを足元に打ちましたら、無数のアジが群がります。
その下にはスズメダイやらシマダイの子もいます。
これでは着けエサはとても2ヒロも落ちないと思いました。
ウキが落ちてから2,3秒が勝負の釣りと思いましたので、このようなハリスの短い仕掛けとしました。
このエサトリの状態では、グレが浮いてこなければボーズで終わると思います。 

ハリにボイルのオキアミを着けて、まず足元にマキエを落とします。
アジやスズメダイが群がってジャボジャボという音を立てています。
一呼吸おいて着けエサを20mほど沖に投入してウキを戻して仕掛けを張り、ウキの頭に少量のオキアミを撒きます。 

ウキを投入してから3秒ほどでウキが斜めに沈みます。
軽く合わせると魚が掛かっています。
1投目に釣れたのはアジではなく手のひらグレでした。

 

1投目釣れた手のひらグレ ゆたきち師匠から頂いた手袋がだいぶボロボロニなっている



1投目にグレが釣れたということは期待が持てます。
この釣り方で2投目以後も同じサイズのコッパグレが釣れ続けます。
足もとにはアジの大群がいるのにグレが釣れ続けるということはグレの活性が高くて、アジをかき分けてグレがエサを取っているのだと思います。
たまに30mほど遠投してマキエのきいていないところを釣りますとフグが釣れてきます。

足元にはアジにスズメダイなどのエサ取りがいて、少し沖にはアジもいてその下にグレがいてマキエを打つと、グレがアジを蹴散らして食いあがってくるのではないか、その沖にはフグが待機しているのではないかと思われます。
となりますと、マキエの切れ目がグレとの縁の切れ目となりそうです。

4時ごろには節約して使っていたマキエも半分ほどになりました。
この頃までに30匹はコッパグレを釣り上げたと思いますので、休憩してサンスイ釣具に状況を電話します。

「これではゴールデンタイムの5時頃にはマキエが無くなるかもしれない。渡船の迎えが4時だったらコッパグレで終わっているで」と話しますと「そりゃあ忙しい釣りでご苦労さんやな、帰りはテトラから落ちないように気を付けてな」ということでした。

私は電話の後でさらにハリスを短くしてウキ下は80cmほどにしました。
この堤防には来た時はチヌ狙いの釣り人が一人竿を出していましたが、このかたは3時半ごろに帰られて、私以外はエギを投げてイカを狙っている若い釣り人だけです。
身軽にエギを投げて釣りをしているルアーマンから見たら、マキエを遠投してひたすらコッパグレを釣り続けて、逃がしているオジサンはどのように見えるのでしょうか。 


 

隣でエギを投げている若い釣り人



やがて4時半ごろになり太陽が斜めになり夕日がまぶしくなってきました。
マキエを手前に打って沖にウキを投げるやり方では空振りが多くなってきました。
私は沖にマキエを打ち、その少し沖にすぐにウキを落としてマキエのすぐ近くにウキを引き寄せるという釣り方をしました。
このやり方で、ウキを引き寄せてから2秒ほどでウキが斜めに走り、合わせますと今までのコッパグレよりも少し引きます。
これは25cmほどのグレでしたので、活かしバッカンに入れます。
同じ釣り方で、その後コッパ混じりで24〜26cmのグレを3匹釣りました。

夕方5時を過ぎてからのゴールデンタイムではフグが釣れだしました。
ハリを4本ほどとられて5時20分ごろに私は釣を終了としました。

今日はコッパグレを50匹は釣っていると思います。
魚からハリ外すので指もザラザラになったように思えます。

私はバッカンに入れたグレのうち26cmのものを1匹持って帰ることにしました。
後は、次回の楽しみのために放流しました。
釣った時間は2時間と少しでしたが忙しい釣りでしたのでくたびれてしまいました。

今回は冬の磯釣りの練習と思いましたが、ウキが沈んで合わせるという釣りの楽しみは変わりませんね。
次回はもう少し型の良いグレが釣れるといいのですが。

 
今日キープしたグレ 24〜26cmまで4匹




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